TOKYO CITY RHAPSODY

椿屋四重奏 TOKYO CITY RHAPSODY歌詞
1.OUT OF THE WORLD

作詞:Yuji Nakada
作曲:Yuji Nakada

気付いてた 俺はとうに
破り捨てたコレクション
身を屈め 傷を舐め
息をひそめ狙った

君が跪いて 無抵抗になって
虚ろに見上げた
胸が疼いて 落ち着かないぜ
罪に取り憑かれて

こんな事で世界は
動かないよ

君はクレイジー まともじゃないぜ
無造作に抱かれて
just call me crazy 見境無いぜ
鮮やかに染まって

目に映るもの全て 燃え尽きたかのようさ
手に触れたもの全て 凍り付いてるようさ

何も縛らないよ 君の自由さ
好きに選びなよ
非対称なせいで 歩けやしないぜ
すぐに道をそれて

こんな事で世界は
踊らされて

君はクレイジー 間違いないぜ
無造作に求めて
just call me crazy 見境無いぜ
鮮やかに染まって

君はクレイジー 深く知りすぎて
l wanna be crazy 疑わないで
鮮やかに染まって

just call me crazy
l wanna be crazy


2.トーキョー・イミテーション

作詞:Yuji Nakada
作曲:Yuji Nakada

朝焼けが照らす東京は
使い捨てた 人形の群れ
朝焼けが染める東京は
グレイの肌とイミテーション

地下鉄の迷宮を 行き交う思惑は
軌道を変えずに今日も ある場所へ急ぐ

本当の事 嘘とまやかし どれだってかまわない
明日の口実さえあれば それで全てが済んだ

降り止まぬ夕立は 少しばかりの安らぎ
ショーウィンドウを抜け出したのは 誰かの嘆き

朝焼けが照らす東京は
仮面を剥いで 無防備だった
朝焼けが染める東京は
長い逃走に無限のフィクション

鏡越しの君の姿
僕の知る君とは違ってた

鳴り止まぬ警笛は 臆病な獣の声さ
すり替えた鍵の行方は 誰も知らない

朝焼けが照らす東京は
使い捨てた 人形の群れ
朝焼けが染める東京は
グレイの肌とイミテーション
朝焼けが照らす東京は
仮面を剥いで 無防備だった
朝焼けが染める東京は
長い逃走に無限のフィクション


3.恋わずらい

作詞:中田裕二
作曲:中田裕二

夕暮れの服をまとって 三日月の下にしゃがんだ
替えの無い代物だ 恋は 力尽きたはずの心が
燃え盛る火に分け入って 荒れ狂う波に寝そべった
丸めて捨てられない恋が すり切れたままに転がった

唇を拭いながら 過ちの後始末を
うまく片付けられぬままで 無駄にもつれ合う影絵
このままじゃ逃げきれずに 全て奪われてしまう
頭に響く思い出も 要らないくらいに思えた

うつむいては 噛み殺した 愛しさに埋め尽くされて
操られた心の望み通り

夕暮れの服をまとって 三日月の下にしゃがんだ
替えの無い代物だ 恋は 力尽きたはずの心が
燃え盛る火に分け入って 荒れ狂う波に寝そべった
丸めて捨てられない恋が すり切れたままに転がった

吹き出しの中にしようか 外にしようか
口に出すか やめるか
お願いさ 少し笑って せめてもの救いを残して

その言葉に 逆らわずに 愛しさに埋め尽くされて
操られた心の思い通り

紅の夕焼けが滲んで あるがままの君を哂した
まだ手なずけられない恋が 踊りながら秘密暴いた
生温い感触にすがって その奥に滑らせていった
なす術なくゆだねる恋が 全ての留め金を外した

容易く消し去れない恋が また俺の中でちらついた


4.I SHADOW

作詞:Yuji Nakada
作曲:Yuji Nakada

本当はそいつが 忘れられないだけ
その通りだろ
ほら停電した風に 目の前が突然に 暗転

首を傾げて 飲み込めないふりで
やり過ごすの
この前の遊びとは 比じゃないぜ
覚悟はしといてよ

愛していようが
愛していまいが
大して気には留めないよ
今ならその命を燃やせるから
感じてよマイ・ガール
投じて一石
マグマ流れだすように
君から溢れていたよ サガ

楽になりたい 口で言う割に
君は 逆さまだね
また後悔 頭じゃ答えが
見つかっているくせに

蝉が命を嘆いて 風が呻いた真夜中
今も耳元にあるよ
夏は死に 冬は息絶えて 耐えて

あいつらみたいに
夢も観たいし
恋で着飾るのもいいけど
ねえ何だか 収まりがつかないよ 君
こっち向いてマイガール
本当に奇麗だ
何も纏う事無いよ
そう君を輝かすのは 影

愛していようが
愛していまいが
大して気には留めないよ
今ならその命を燃やせるから
感じてよマイ・ガール
投じて一石
マグマ流れだすように
君から溢れていたよ サガ


5.LOVE 2 HATE

作詞:Yuji Nakada
作曲:Yuji Nakada

いつも単調な サイクルの輪をくぐって
浮かない現実が 開き直れば
静かな悲劇

思いつきの 連続で目が回って
君に触りたくって
夜空に晒す
愛の言葉の醜さよ

全部仕組まれた
甘い罠だった

愛しさが身を染めて
憎たらしさに呆れ
思いは加速していくばかり

塗り固めたイメージが
崩れ落ちて行く様
なかなかお目にかかれないよ

いつも冷静な 肩から腰にそって
張りつめていくテンション
尋常じゃない
赤い重力で

今の気分は 完全に血が上って
判断がつかなくって
世界の全てを
敵に回したっていいんだ

耳元で言った
これは罰だって

君が持ち込んだリズムが
何かを狂わすのさ
どれにも当てはまらないセオリー

記憶を辿ってみても
身に覚えの無い事
引き摺りおろされるように
愛に果て

君は気まぐれ
まさに罪だって

恋が襲った
恋が襲った
恋が


6.マイ・レボリューション

作詞:Yuji Nakada
作曲:Yuji Nakada

こめかみに突き付け
今レボリューション待ってる
気に食わない奴らに別れを
期待しない世界に別れを

深い闇を抱いた
未成熟なせいだってさ
言い換えて済ましてる奴ら
他愛の無い昼下がりのTVショー

君の懐で篭城し続けてる
苛立のかたまり
どうしようか

僕の行く手に
すべてが終わり
さよならの鐘
鳴り響いてた
あの子は今も
目を輝かせ
思い出ひとつ
刻んでみせた

耳鳴りが酷くて
早く終わらせたい
これでもかって絶望が踊る
悪魔が住み着いてる証拠さ

ノーボーダー気取っている
セレブレティが飲む
ヴィンテージは血の色さ
素晴らしいよ

皆は釘付け
欲しがるばかり
誰の助けも
呼ぶだけ無駄さ
君の知りたい
動機は不純だ
得意げな目が 見る見るうちに

交渉人は引っ込んでろ 急病人を介抱しろ
これで革命家さ
もうすぐに


7.playroom

作詞:Yuji Nakada
作曲:Yuji Nakada

感傷の世界を 知らないふりで
君の裸に耽ってる
相談はしないよ 俺一人でいい
人の心は変わるだろ

今日はもう眠るだけ
いびつな夢の姿
気づくより早く知る事

ありきたりなものを選んだ
裏切らないから
疑わない君を選んだ
それが欲しいから

灰色の砂埃 窓全部塞いで
君の言葉に耽ってる
従順でいるなら それが正しいよ
誰も傷つかないからさ

平積みされた言葉
力なく眺めていた
ガラス越しに見た嵐のようで

手当り次第に掘り返して
覚えたはずのやり方
いつ間にか忘れた
けれど今 涙流せたからさ いいよ

ありきたりなものを選んだ
裏切らないから
疑わない君を選んだ
それが欲しいから

飽きたなら 次のこと
試そうよ
誰も来ないから
ありきたりな君を 望んだ
それが欲しいから

ほらそこに触ってくれよ


8.パニック

作詞:Yuji Nakada
作曲:Yuji Nakada

やり場の無い愛を抱いて
おぼつかない自意識担いで
真っ当ぶった女
鍵のかかった
捨てきれない愛の通気口

取り留めない生にもがいて
現在進行形の諍いもあって
またもやドーター
いかれちまった
また マーダー 頭が割れそうだ

交渉次第は承知で 愛しても無い男と
今日も待ち合わせ

君が理想だ いつもdisorder
固まってそうな 未来予想図

始まりそうだ すぐにdisorder
泣き出しそうな この世の春は
最高さ ノーブレーキ 嘘だ

日ごとに増す攻撃性の発作
寛大な世界は全てを許した
俺の感性か
奴の妄想か
東京の上空で 戦闘機が散った

回答しない問題みたい
「愛されたい」の動機で
今日もまた埋め合わせ

どうやって 蹴り着けるんだろ
どうやって 借り返すんだろ
慰めるための希望は
WAR WAR WAR WAR

何が理想だ 死んだようなもんさ
身元不明の 奴がこぞって

誰も誘うな 孤独なレーサー
振り切ったメーター 生と死の間

もうブレーキ効かない


9.moonlight

作詞:中田裕二
作曲:中田裕二

なぜそんなに
なぜそんなに
波風立てていくの

なぜそんなに
なぜそんなに
悲しみを連れてくの

わかっているさ
その理由もすべて
痛い程君が
君のことを知ってるから

その愚かさも素晴らしさも
身にまとう君は奇麗だよ
その愚かさも素晴らしさも
認める君が好きだよ

なぜこんなに
なぜこんなに
胸の奥が痛むの

なぜこんなに
なぜこんなに
君の事が好きなの

変わらなくていいよ
探しても無駄さ
余計な事ばっか
知らないなら 知らなくていいよ

月明かりだけ
それでも君は
輝いて見えた

その愚かさも素晴らしさも
抱きしめる君は奇麗だよ
その愚かさも素晴らしさも
差し出す君が好きだよ

君がいないと 僕は
僕を見失う


10.LOVER

作詞:中田裕二
作曲:中田裕二

何も言わず傍に
雨にぬれた体を

いつの間にか君は
望みを解いていた

愛のまやかし まどろみ
傷つくことすら忘れたよ
きれいな心とか
あきらめたら 楽になるから

君の中で 君の中で
何もかもが焼け落ちて行くよ
ためらわずに今日は
僕のために捧げてほしい
すべてが嘘だと言うなら

言葉にすがるのは
不確かなせいだろ

この手を離すなら
迷わないでおくれよ

夜のまぼろし まどろみ
止まり木の愛に委ねたよ
汚れた心とか
それは優しすぎたせいだろ

求めるだけ意味が
削がれていくことを
知りながら
気付きながら
無くなるまで続けた

僕の中で 僕の中で
何もかもがなくなればいいよ
誤魔化さずに今日は
君のために抱かれてほしい
すべてが嘘になるなら


11.ランブル

作詞:Yuji Nakada
作曲:Yuji Nakada

寝ても覚めてもそれが離れない
君だけが知る秘密を教えて
愛す度にライブラリーに
書き加えられた
見に覚えない感情の触れ幅は
赤い線を超え
未知の領域

孵ろうよ
その全てを無に
返そうよ
理由付けのない
ただの動物の仲間

恐れないね少しも
更に奥まで
左右対象で奇麗だね
裸の君は
どうしたいのこうしたいの
君のなすがままに

光の筋が次々と消えて
朦朧と幻想へ
突き進んでいった
後悔もない
感傷もない
君が欲しがる
見に覚えない快感の触れ幅は
赤い線を超え
未知の領域

孵ろうよ
その全てを無に
返そうよ
深い意昧のない
ただの呼吸するヒト科

怯えないね少しも
更に奥まで
あら大胆で魅力的
裸の君は
どうしたいのこうしたいの
君のなすがままに


12.ジャーニー

作詞:Yuji Nakada
作曲:Yuji Nakada

訪れた頃には
知ってたような気がした
もうすでに身覚えがある 不思議と

応答しろよ君の過去
何か残してるだろう
数えきれないくらいの
喜びを絵に描いて
悲しみを詩に書いて

果てしない荒野に抱かれて
息も出来ないほどに乾いて
いつも憎らしい雨に救われて

想像しなよ君の未来
どうして僕と結ばれて
すべて分かち合いながら
喜びに涙して
悲しみに涙して

僕らがつけた足跡に
書き記せる程の
理由は無いけれど
確かな手がかりで生きてる

去り行くもの
引き止めても
そこに面影は無い

後悔しないで済むなら
こんな姿じゃないはずさ
あやし疲れた夢と
喜びに涙して
悲しみに涙して
喜びに身を染めて
悲しみに身を染めて

ジャーニー ジャーニー
もっと 見たい


13.不時着

作詞:Yuji Nakada
作曲:Yuji Nakada

今 君と僕は 同じように
あの日に戻ってた
幼い頃の無邪気さで互いを
求めあって

空がひび割れて 向こう側から
差し込む光は
君の中で燃える血の赤さで
視界を染めたよ

プリズムが揺れて
目眩の中で
愛しい声が ただ響いてる

夜が来ても 朝は巡って
君の心を変えてしまうだろう
僕が恐れたのは
明日を願うその不確かさ

※失いそうで 過去にすがって
それでも何故か
現在を探してる
地図を無くした 当てのない僕らは

二人の望みは いつの間にか
ねじれてしまったよ
決して誰も傷つけたくないのに
それなのに どうして

優しさは足手まとい
裏切りの果てに無くした
君と僕の過ちが
間違いなら 全てが疎ましいよ

昨日以上に 今日より更に
君の深くへ
潜り込みたい
まるで光さえも
届かない程 意識を超えて

抱きしめ合って 何を誓って
解り合う様な
振りじゃ済まない
そんな孤独は僕に分けてくれよ

(※くり返し)

ここがどこであろうと 僕はかまわない